このところ医薬品のPTPシートを見ていると、「GS1コード」なるバーコードを、医療過誤防止のためつけるようにとの厚労省の指導の下、相次いでデザインが変更になっております。パッと見、あまり変わりがないものから、シートの素材まで変更していたりと各医薬品、各製薬メーカーによりまちまちです。
患者さん向け変更のお知らせカードのような小さい紙が同封されていたりしているものならまだいいですが、何の通知もない薬も見受けられます。その医薬品に対する、メーカーの思い入れ、変更に対する企業としての考え、対処の仕方、なにより、薬局向け、更には、エンドユーザーである患者さんに対しての、「思いやり」の姿勢があるかないかがこの変更一つにも、透けて見えてきます。
当薬局は、ご高齢な患者さんが多い分、その患者さん一人一人に対して服薬指導には時間を費やして、シートデザイン変更したことをご説明しており、戸惑う方は少ないように思いますが、それでも、気に掛ける、気にかかる患者さんはいないわけではありません。これはここだけの話ではなく、日本中の薬局でも対応に苦慮している一つかもしれません。
2014年5月、病院の薬局で働いていた妻を誘って、A薬局を引き継いでから4年目を迎えました。無我夢中で仕事に取り組んだ3年間でしたが、ようやく薬局経営にも慣れてきました。これまでの軌跡や私が目指している理想の薬局などについて語っていきたいと思います。このブログが、独立をめざしている薬剤師の方の参考になれば幸いです。