医療にまつわる話題は毎日事欠かず、尽きることはありません。先日も、人間ドック学会が、血圧やコレステロール値などの基準値を現況より緩めでもよいと発表しました。
医療費を抑えたい国の意向が動いたのかは確かではありませんが、実際に患者さんの中には、これまでの基準値では血圧が低すぎてふらつく症状が出ている人もいます。そういう人こそ、血圧日記をつけるなどして主治医の先生に根拠を示せば、薬の減量など変更は可能かもしれません。
医療の主役はあくまで患者さん本人である。それをいつも意識しつつ、相談なり、お手伝いなり、我々に出来る範囲で、出来る限りお受けしていきたいとこれからも思っております。
病気を回復させ、安定させ、健康な状態へと軌道修正し歩き進んでいただく。我が薬局、薬剤師も、そのお手伝いに加えていただけたなら、仕事冥利につきます。
そして、逆に患者さんから気づかされること、教えてもらうこと、勉強させてもらうこと、その積み重ねを通して我々薬剤師も、薬局も地域とともに毎日毎日、日々成長していけるものだと確信しております。今後とも何卒よろしくお願いいたします。
介護保険の「居宅療養管理指導」は、これまで2人の患者さんに対応して参りました。我が薬局はいわゆるパパママ薬局です。それに週数時間手伝ってくださるパート事務が1人の小規模薬局。とても営業時間内に患者さんの家まで出向いて管理指導することは出来ません。
薬局の営業時間が終わり次第、お伺いするというスタイルで承っております。具合が悪いにもかかわらず患者さんご本人、またご家族の方々含めて気を使っていただき、正直、ありがたいを通り越し、気が引ける感じもします。
しかし、お薬を服薬カレンダーにセットして、そのあとの世間話も含めますと、約1時間位かかります。相談等が長引き、午後7時、8時に患者さん宅を後にするということもよくあります。
在宅医療を行うことは、このように時間的にも精神的にも大変なことですが、同じくらいやりがいもあります。また機会があれば、我が薬局でも出来る限り対処していきたいと思います。
2014年5月、病院の薬局で働いていた妻を誘って、A薬局を引き継いでから4年目を迎えました。無我夢中で仕事に取り組んだ3年間でしたが、ようやく薬局経営にも慣れてきました。これまでの軌跡や私が目指している理想の薬局などについて語っていきたいと思います。このブログが、独立をめざしている薬剤師の方の参考になれば幸いです。